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2005/05/14

苦しみのその先にある何か。

ファフナー8巻来ました…
……なんか、すごい鬱になるんですけど…

一話平均2人は死んでるんですけど。
衛、お疲れ様。
道生さん、お疲れ様。
この二人の死が一番応えました。

一騎が
「総士!総士!総士ー!!!」
と叫ぶ回をようやく見れました。
すごくシリアスな場面なので、もう泣いていいんだか萌えていいんだかかなり迷いました(笑)
「ここにいるぞ、一騎ーー!!」
って、どうしてそこで一騎なんですか皆城さん(笑)

どうでもいいんですが24話、最後に真矢がシナジェティックスーツにフェルトペンで字を書いてましたが、殺菌棟で着替えるくらい清潔に保たなければいけないスーツにフェルトペンなんかで文字書いても差し支えはないんですか?
いいの?
え?アニメマジック?(笑)

最終巻が楽しみです。
鬱になりながらとても楽しみにしています。

話は変わって、ガンガン6月号、スパイラル~推理の絆~
こっちも話が急展開です。

前回までで、カノンを殺した火澄とともにあるか、火澄を殺してブレードチルドレンたちにせめてもの誠意を見せるか、どちらかを選ぶことを迫られた歩。

迷っているように見える歩は、火澄に勝負を持ちかけます。
火澄が歩と共に生きたいと望むのであれば、歩の持つ銃を奪え。
その抵抗があってもなお火澄の頭に銃を突きつけることが出来れば、それが運命と諦め歩は火澄を殺すと約束します。

歩の動揺を誘うため、火澄は手に持った銃を歩に投げます。
しかし、歩もその手に持った銃を投げた!
動揺したのは火澄でした。
歩は総てをもう覚悟していて、火澄を陥れる罠を最初から用意していたのです。

これをもって歩は火澄と決別しました。

・・・と、これまで読んだことがある人にしかわからない要約をしましたが(笑)

この勝負は予測には入っていないことでしたが、やはり二人の道は分かたれました。

えー、これはメルマガのほうで「今月のスパイラル!」として書いた内容なんですが、歩が清隆も火澄も殺さずに、独り暗い道を選ぶことは予想の範疇でした。
火澄と共にあることを選ばないことも。
それから、歩は自分が死んでからも倒れない論理を組み立てる必要に迫られるだろう、ということも。

歩がカノンと対峙した「カーニバル」
あの時、歩はあわやカノンを殺すところでしたが、結局(ひよののおかげで)諦められずに殺さず解決しました。

それと同じ状況とも言える、火澄とカノンの対峙。
火澄はその運命の重さに耐えることが出来ず、カノンを殺してしまいました。

結果的に手を汚さなかった歩と、汚してしまった火澄。
歩は、火澄が手を汚す覚悟をしているのを知っていました。
だから、そうならないように、火澄に呼びかけていたのです。
「お前の絶望を話せ」と。

しかし、火澄はそうしなかった。
抗うことをせず、結局清隆に仕組まれたとおりにカノンを殺してしまった。

抗えなかったのは、火澄が絶望に不慣れであることと、・・・歩への甘えもあったのかな、と思います。
自分が選べなかった道だから、歩も出来ないだろうという侮りも微かに。
自分の方が優位であるという意識を、歩相手にもぬぐえ切れなかったのだろうと思います。
だから出し抜かれてしまった。

歩は火澄を見捨てないと言った。
だから、カノンを殺しても、結局は火澄の思い通りになるだろうと予測した。
しかし、人殺しに歩は冷徹です。
救いようのないミスを犯してしまった火澄を救うことは出来ない。
それは、運命に抗えなかった火澄自身の弱さだから。

歩が、彼が死んでもなお倒れない論理を組み立てるためには、手を汚す行為はタブーらしいです。
どういう論理を立てるかまだ解らないですが、そこに手を汚した火澄がいてはその論理は組みあがらない。

「どうしてカノン・ヒルベルトを殺す前に言わなかった!」

というのは、半ば本気の叫びだったかもしれません。
道が分かたれてしまったあとでは遅いですが。

火澄が泣くのは、自分の愚かさからではないでしょうか。
救いの為にカノンを殺したのに、皮肉にもその所為で歩に見捨てられることになったのですから。

それにしても、歩、今回目が据わってて怖いですよ…


あるサイトさんで、スパイラルの考察なんか読んだりしているのですが、気になったことについて私なりの考察を書いてみたり。

1つ。清隆の神様みたいな運の強さとか、非科学的な現象がまかり通っている世界観で、論理で片付く内容ではないんじゃない?

これについては、原作者城平さんがよく言ってる、「探偵には少なからず運が必要である」というのに引っかかっているのではないかと思いますね。
かのシャーロック・ホームズの推理だって、穴だらけなのに結果的に当たっているのは、ひとえに彼の運がいいからである、という論理なのだと思います。(作者によるご都合主義とも言う)
城平さん自体が、超然とした人物は常に孤独である、という話をよく書いているような気がしますね。
ヴァンパイヤ十字界しかり、デビュー作しかり。
なので、清隆の運のよさとかは、つまりは才能、という言葉で片付けられると思います。
あ、でも、論理に裏づけされて、いかにも偶然ですと装う方が多いような気もしますね。
清隆はそういうところありそう…

2つ。歩が清隆に総てを奪われたと言うのは逆恨みではないのか?

これを書いた方は、「指を折られたとか大切な人を殺されたとか、解りやすい奪われたものはないし、自分よりも才能があるのは清隆の所為ではないし、どちらかと言うと母親の方が憎しみの対象になるんじゃない?」といったことを仰っていたのですが。
私は、歩がもし指を折られた、とか言う理由なら、このような殺意は抱かなかったと思いますね…

歩が清隆を憎む理由。
それは、清隆の存在自体が歩である、ということの憎しみなのではないでしょうか?
つまり、歩は清隆と同じ道しか歩くことが出来ない、ということが今までの人生の中で解っています。
どんなに努力しても、意識しなくても、総て清隆と同じになってしまう。

それが、兄弟であったなら諦めることができたけれど、「同じもの」であるなら話は別だ、ということ。
同じものである限り、歩は自分で選ぶことが出来ない。
清隆が選んだものを、必然的に選んでしまう、という前提がある限り、それは歩が選んだものになり得ないんです。

それはとても気持ちの悪いことではないでしょうか。
そして、とても我慢できないものではないでしょうか。

「同じものであること」自体が、たくさんの可能性やプライドをつぶされた歩の、憎しみの根源。
だけど、それを超える自身の存在意義を残す方法…ブレードチルドレンを救う論理を組み立てることが、歩には出来る。
それだけが今の歩を支えるものになっているような気がします。

ひよの?うーん、どうなんだろう。どうでもいいや(笑)
次回はきっと、すごいあっさりした顔で歩とひよのの対面になると思いますね。

清隆の企みは更にもっと深いところにあると思います。
清隆を殺す、という結論さえ、清隆の望んだ結末ではないのでしょう。


すっっっごく長く書いてしまいましたが、それだけ思い入れが激しいんですよ!
スパイラル、続きが気になって仕方ないです。
再びアニメ化しませんか?(笑)

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