万引き。
本屋の宿命ともいえる万引きとの戦い。
私の行っているバイトの本屋でも、やっぱり万引きはあります。
今日はその対策のために、あるシリーズの文庫本の奥付のところにタグを入れていました。
タグ、と言うのは、ゲートを通ると反応するコイルのことです。
(CDショップなどでプラスチックのケースがCDケースとは別に商品を覆ってますよね?あれはセーファーといって、コイルを収めているものです。外す機械がないと外れないようになっています。)
そして、そのシリーズと言うのがBLの小説のシリーズでした。
万引き。
名前は違えど窃盗という犯罪ですよ。
買うのが恥ずかしいから、と言う理由かもしれませんが、案外店員って商品そのものを見ている余裕ってないですから。
それに、お客様が何を買ったかなんていちいち覚えていられませんから。
だから、恥ずかしがらずにちゃんとレジ通して、お金を払ってからおうちでゆっくり読んでください。
ていうか、恥ずかしいならインターネットで買えますから。
ぶっちゃけそっちの方が安上がりだったりするし。
万引きという結果を見て。
本が好きな人間として、BL好きとして。
なんだか、ほんとに哀しくなってしまいました。
私もそれ系列の本は買うのが恥ずかしくて買ったことないですが、ほんとに欲しかったら買いますよ?
お金払いますよ?
筆者の人にこれからも色々書いて欲しいと思いますから。
本屋にずっと営業を続けて欲しいと思いますから。
そもそも本屋と言う企業は多売薄利です。
利益は著作権とか、出版社とかに流れていくので本当に手元に残る利益って少ないと思います。
(私が営業しているわけではないのでよくわかりませんが、そういう話を聞いたことがあります)
日本は確かに本が高い国かもしれません。
CDも高い国ですね。
でも。
だからといって、自分の都合のいいように、法を犯していいわけではないんです。
それには何の正当性もありません。
また、万引きには常習性があるといいます。
病気みたいなものですね。
軽犯罪ですが、ここから大きな犯罪に手を染めるのも抵抗がなくなる、という話もよく聞きます。
もう少し、手元のものの関連性を考えてみてください。
小さなことかもしれませんが、その小さなことの集合体で社会が成り立っているんです。
本当に本が好きなら買ってください。
そのお金で本を書いている人、出版している人、本を売っている人たちが生活して、また新しく本を出したりしているんです。
本当にその本、黙って持って行ってしまっていいんですか?
あなたたちは、それを作って売っている人たちの生活を少しずつ侵食して、壊してしまっているかもしれないんですよ?
あなたたちにその責任が背負えるんですか?
世の中アンフェアな人間が多すぎます。
恥ずかしくないんですかね…
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